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富士入山料協力を 静岡県、人海戦術で徴収強化 富士宮口5合目

(2018/7/2 07:35)
富士山入山料の受け付け状況(静岡県まとめ)
富士山入山料の受け付け状況(静岡県まとめ)

 静岡県は10日から2カ月の開山期を迎える世界遺産富士山の富士宮口5合目で、富士山入山料(保全協力金)の徴収態勢を強化する。本格実施から5回目の夏となる入山料。現地徴収の受付窓口に気付かず、素通りしてしまう登山者が多かった実情を踏まえ、呼び掛け役の受付人員を昨夏から倍増させる“人海戦術”を取る。
 入山料の現地徴収を行っている静岡県側の富士宮、須走、御殿場3登山口5合目のうち、登山者が最も多い富士宮口にてこ入れする。平日が昨夏より2人多い4人、週末やお盆などの繁忙時は3人増やして6人の態勢とし、午前4時から午後9時まで受け付ける。
 県によると、富士宮口5合目は大勢の登山者が通過する登山口の直下に車道があり、安全上の理由で登山口から少し離れたレストハウス屋上に入山料の受付窓口を設けている。このため登山者の捕捉が難しく、過去4年の入山料協力率は40~50%にとどまっていた。
 3登山口からの登山者合計数は平均10万人程度。県は今夏、入山料の現地窓口が開設されている時間帯に登山者9万人に協力を呼び掛け、7割に当たる6万3千人から賛同を得る目標を立てた。入山料は千円が基本。目標を達成すれば、昨夏に比べて1100万円多い6300万円が集まる計算になる。
 登山者から寄せられた入山料は、山小屋のトイレ改修費や富士宮口8合目救護所「富士山衛生センター」の開設延長費など、環境保全や安全対策に活用される。県富士山世界遺産課は「1人でも多くの登山者に声掛けし、使途と合わせて入山料の大切さを訴えていく」と説明している。

 <メモ>富士山入山料は、富士山が世界遺産に登録された2013年に社会実験を行い、14年から本格導入された。現地徴収の場所は富士宮、須走、御殿場の3登山口5合目と、富士宮口5合目行きシャトルバスが発着する水ケ塚駐車場(裾野市)の計4カ所。いずれも7~9月の開山中に受け付ける。6月1日からはインターネットやコンビニ店での事前受け付けも実施している。

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