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「漆の里構想」実現へ始動 静岡市、関係者向け説明

(2018/6/19 09:23)
静岡市を漆の産地にする構想を関係者に説明した準備会=静岡市葵区の静岡浅間神社
静岡市を漆の産地にする構想を関係者に説明した準備会=静岡市葵区の静岡浅間神社

 静岡市を漆の産地にしようという市の2018年度新規事業「オクシズ『漆―japan―の里』構想」が動きだした。18日、構想実現のための準備会が同市葵区の静岡浅間神社で開かれ、市担当者が林業や文化財、伝統工芸の関係者ら約80人に10年計画の事業ビジョンを説明した。
 構想では2019~28年度、中山間地「オクシズ」に漆の原料が採取できる漆の木を植林するとともに、漆を採取したり、塗ったりする職人を育成する。市内には久能山東照宮など歴史的建造物が多数あり、漆器など伝統工芸も盛ん。それらの塗料として用いる漆と、漆を使用する職人を“地産地消”することで、地域の力で文化財を守る仕組みを築く。新産業を生み出し、オクシズの活性化につなげる狙いもある。
 文化庁の事業「ふるさと文化財の森」設定も目指す。文化財建造物の修理用資材の原材料供給地を確保するための事業で、設定地になると管理費用の補助などが受けられる。
 18年度は、植林の適地や事業の採算性を探る可能性調査、漆生産の先進地視察などを行う。市の担当者は18年度中に関係者団体でつくる「漆の里協議会」を発足させる考えを示し、出席者に協力を求めた。
 文化庁は15年度、国宝や重要文化財の修復に国産の漆を使用するように通知を出していて、国産漆は需要が高まっている。

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