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国民民主党結成 静岡県内国会議員、対応割れる

(2018/5/9 07:40)
県内野党議員勢力の変化
県内野党議員勢力の変化

 希望の党と民進党が合流した新党「国民民主党」。かつての民進党のような「大きな塊」の野党再結集を目指すが、参加しない国会議員が続出し、県内でも対応は割れた。中央主導の再編にほんろうされる地方には対応を決めかねて苦悩する県議や市町議も。来年の統一地方選や参院選に向け、野党勢力の展望は開けるのか。
 「有権者の間に新党疲れがある。劇的な特効薬はない」。7日の結党大会後、副代表の渡辺周氏(衆院静岡6区)は厳しい船出をこう表現した。政権の支持率が低下する中でも「高揚感はない」(国民民主党関係者)。
 本県国会議員で結党大会に出席したのは渡辺氏と榛葉賀津也氏(参院静岡選挙区)。欠席した源馬謙太郎氏(衆院比例東海)を含め新党参加者は3人にとどまった。1年前、県内の民進党国会議員は5人いたが、党要職などを歴任し存在感を示してきた細野豪志氏(衆院静岡5区)や、平山佐知子氏(参院静岡選挙区)の姿はない。
 細野氏はこの日、希望結党メンバーで同様に無所属になった長島昭久氏や笠浩史氏と対応を協議した。新たな会派や党の結成は「白紙」としながらも、「外交政策などをないがしろに、とにかく塊をつくるという立ち位置にならない」と政策を共有する「小さな塊」を重視。本県野党議員とは「個人の人間関係や政策の一致を見極める」と距離を置く。
 立憲民主党との県内での連携も見通せない。国民民主党の関係者は「支持率は二の次。立民との合流を見据えた態勢づくりが先決だ」と明かすが、中部電力が再稼働を目指す浜岡原発がネックになる。立民は5年以内に全原発を停止させる法案を国会に提出。「脱原発は譲らない」とするが、新党結成を推進した連合傘下の電力総連は拒否反応を示す。
 目指すのは二大政党を念頭にした「大きな塊」か、政策一致を重視した「小さな塊」か。野党内の路線の違いが浮き彫りになり、ある国会議員は「政権交代がまた遠のいた」とため息をついた。

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