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揺れるごみ処理広域化 下田、南伊豆、松崎の3市町

(2018/4/22 08:54)
3市町共同のごみ処理施設建設予定地となっている南伊豆町清掃センター=同町
3市町共同のごみ処理施設建設予定地となっている南伊豆町清掃センター=同町

 ごみ処理の広域化を巡り、下田市と南伊豆、松崎町が揺れている。3市町の真ん中に位置する南伊豆町が新しい施設を建て、共同利用する計画で一度は合意したが、最近になって運営方法など意見の相違が明らかになった。6月をめどに下田市と松崎町が最終方針を事業主体の南伊豆町に示す予定だが、同市は単独整備に切り替える方向で調整中。両町も「合意解消」を前提に、それぞれ新たな対応を検討している。
 3市町は2016年度に可燃物と不燃物、リサイクルのごみ処理を広域化する方針で合意。南伊豆町清掃センター(同町湊)の現在地を候補地に新しい施設を整備する計画で、24年4月の供用開始を目指していた。
 17年度に市町長協議や担当者会議を重ね、南伊豆町は民間資金活用による社会資本整備(PFI)を提案した。その後、同市が18年2月の市議会で運営方法などを理由に、離脱を視野に入れて再検討する方針を示した。
 関係者によると、湊地区で運搬車両増加に対する懸念が挙がり、搬入量の多い同市のごみを中継施設に集め、大型車両で運び直す案が示された。一方、同市は財政負担軽減の効果が薄れ、市民から「施設が遠くなると自己搬入に不便」との意見も寄せられたという。
 当初は17年度内に結論を出す予定だったが、同市と松崎町は「検討時間が必要」として6月までに回答期限を延長した。ただ、複数の自治体幹部によると、「解消は決定的な状況」という。
 下田市は国の財政支援が受けられる過疎地域に指定され、現在の清掃センター(同市敷根)近くに単独整備する案を軸に検討している。両町は現有施設の長寿命化を図りながら(1)単独整備(2)下田市への業務委託(3)他の自治体との連携-などを探るとみられる。

 <メモ>賀茂地域のごみ処理広域化 2017年度時点の各焼却施設の建設経過年数は下田市36年、南伊豆町27年、松崎町19年。老朽化が進み、修繕費など多額の維持管理費が財政負担になっている。急激な人口減少と財政難を背景に、3市町と西伊豆町は13年度から一時、ごみ処理の広域化を検討した。その後、西伊豆町は施設がそれほど古くないため、当面は単独での運営を決めた。東伊豆、河津町はエコクリーンセンター東河(東伊豆町稲取)を共同運営している。

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