静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

中小企業の参入促進、公共工事にICT 静岡県がガイドライン

(2018/4/5 07:43)
ICTを導入した重機を使って川を掘る工事=2017年6月、焼津市の瀬戸川(県提供)
ICTを導入した重機を使って川を掘る工事=2017年6月、焼津市の瀬戸川(県提供)

 建設現場の労働者不足に対応するため、県は重機の半自動化やドローンなど情報通信技術(ICT)を活用した公共工事を、中小企業などが円滑に実施できるようにするためのガイドラインを策定した。併せてICT工事の履歴データを用い、完成した土木施設の形状などを計測する方法を規定した「土工の出来形管理要領」も作成した。県によると、ICTを用いた公共工事での計測方法を基準化したのは、全国で初めてという。
 策定した「県ICT活用工事運用ガイドライン 土工編」は、ICT工事の実施内容と手順を分かりやすく解説し、企業が県などへ提出しなければならない資料のひな型や作成例もまとめた。県によると、これまでICT工事に関する資料の作成には、国土交通省の膨大な基準を確認する必要があり、人員が限られる中小企業が対応するのが難しかった。県はガイドライン策定で中小企業の事務作業が軽減され、ICT工事を導入する企業が増えると期待している。
 また、従来は公共工事で完成した構造物や建物が図面通りにできたか確認する場合、人の手で工事完成後の計測や検査を行ってきた。今回、要領を定めたことで、ICT建設機械の施工中の作業データを活用して計測し、現場の生産性を大幅に向上させることが見込めるという。
 県建設技術企画課の担当者は「ガイドラインや要領で中小企業のICT工事への参入を促すため、積極的にPRしたい」と話した。

静岡政治の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト