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農産品輸送、鮮度高評価 静岡県、高規格コンテナで実験

(2018/4/4 08:03)
高規格冷蔵コンテナに静岡県産農産品を積み込む関係者=2月中旬、静岡市清水区(静岡県提供)
高規格冷蔵コンテナに静岡県産農産品を積み込む関係者=2月中旬、静岡市清水区(静岡県提供)

 静岡県産農産品の海外輸出を拡大するため、静岡県が鮮度保持機能の高い高規格冷蔵コンテナと船便を活用する取り組みを本格化させている。2月には清水港からシンガポール港に向けた県産農産品の輸送実験を実施。関係者からは「期待以上の結果」と高評価を得ており、実用化への期待が高まっている。
 県港湾企画課によると、清水港からシンガポール港までの船便での輸送費は航空便の6分の1から10分の1程度で済む。しかし、航空便は数日で荷物が届くのに対し、船便は貨物の搬入から販売まで20日以上かかるため、農産品の鮮度を保つのが課題。県は高規格冷蔵コンテナが課題克服の鍵になるとみて活用策を探っている。
 実験では、従来のコンテナより鮮度維持機能の高い新タイプのコンテナを使い、初めて清水港から農産品を輸送した。輸送したのはイチゴやメロン、温州ミカン、トマト、柿、ワサビなど県内主要産品18品目。JA静岡経済連が荷主になり、輸送費は県が負担した。
 2月9日に農産品を搬入・計測し、15~26日に清水港からシンガポール港まで海上輸送。28日に県農林技術研究所が輸送した品の鮮度を調べた結果、14品目が「全量が販売可能」と判断された。サツマイモなど4品目はカビが生えるなどして水準に届かなかった。
 現地の卸業者にみてもらったところ、特にセロリやネギ、レタスなどの葉物野菜について「鮮度は期待以上だった」との声が寄せられ、評判が良かったという。同課の担当者は「海上輸送の安定性はある程度、確認できた。今後は販路の確保を支援していきたい」と話した。

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