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杉並区との連携特養完成 5日から受け入れ 南伊豆

(2018/3/5 07:41)
南伊豆町との連携事業による特養が完成し、期待の言葉を述べる東京都杉並区の田中良区長(右から3人目)=4日午前、同町のエクレシア南伊豆
南伊豆町との連携事業による特養が完成し、期待の言葉を述べる東京都杉並区の田中良区長(右から3人目)=4日午前、同町のエクレシア南伊豆

 南伊豆町と東京都杉並区が整備した特別養護老人ホーム(特養)の完成式が4日、同町加納で開かれた。都市部の要介護者を地方で受け入れる全国初の自治体連携事業。杉並区は入所を希望する待機者の解消、過疎化に直面する南伊豆町は地域活性化を期待する。
 区によると、現在の待機者は約千人。小学校跡地などを利用して特養整備を進め、2010年に比べて半減したが、依然として多くの高齢者が入所の順番を待っている。
 開設場所が限られる都心に比べ、地方は広い土地を低予算で確保できるという。田中良区長は「ゆったりと過ごせ、区民の選択肢が広がる。全国のモデル事業になる可能性がある」と指摘する。
 急速な人口減少が進む同町は雇用と消費拡大、交流人口の増加を見込む。同町を含む賀茂地域は高齢化率が4割を超え、待機者増は同様に課題で、圏域の解消にもつなげる。
 定員90人のうち、50人前後は同区民を想定。2月末時点の申込者は107人で、半数の52人は区民だった。運営する社会福祉法人「梓友会」(下田市)が要介護度や家族構成などを基に入所者を順次選び、5日から受け入れを開始する。
 施設は3階建て、延べ床面積は5968平方メートル。定員10人の短期入所と同20人の通所介護サービスも提供し、名称は「エクレシア南伊豆」とした。施設内には家族の宿泊用2部屋を用意。整備費18億8千万円のうち約3割を杉並区、2割を県が助成した。
 敷地は町有地で、隣接地に町が健康福祉センターを建設する。岡部克仁町長は「福祉の拠点として一体的に整備する」と話した。
 杉並区の保養施設が南伊豆町にあったことなどが縁で、両自治体は連携事業に取り組んでいる。

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