静岡市 47年ぶり転入超過 移住支援、外国人増要因
(2018/1/11 07:00)-
静岡市は10日、2017年の人口動態が旧静岡市時代を含め47年ぶりに転入超過になったと発表した。転出1万8877人に対し、転入が1万9365人と488人上回った。転入超過分から外国人の国籍変更など「その他移動」を差し引いた社会増は346人と、同じく47年ぶりにプラスに転じた。一方、死亡者数から出生数を差し引いた自然減は過去最多の3100人。人口減少には歯止めがかからなかった。
社会増減については、県内他市町からの転入が10年からプラスを記録していた。ただ、これまでは県外への転出が多く、全体でも転出が上回っていた。17年は県外との移動が03年の合併後初めて転入超過となり、794人減だった16年から29人増に上向いた。
市は転入超過の要因として、近年進めている県外在住者向けの移住促進策を挙げる。15年4月に都内に開設した移住支援センターは17年末までに446人が利用し、105人が市内に移住した。16年から開始した県外に通う大学生への新幹線通学費貸与事業では、卒業生の7割が市内に定住している。
ただ、社会増減を日本人に限ってみると、16年の791人からは大きく改善したものの、依然として270人の転出超過。616人の転入超過だった外国人が全体を押し上げた。中でもベトナム人の増加率が高く、日本語留学や技能実習の受け入れ増加が影響しているとみられる。
17年12月末現在の推計人口は69万8535人。社会増減と自然増減を合わせた人口減少数は2754人だった。
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