静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

国の補助金受け、解体と再稼働へ 湖西市の2老朽ごみ焼却施設

(2018/1/5 07:50)
湖西市ごみ焼却施設の改修・解体計画
湖西市ごみ焼却施設の改修・解体計画
解体予定の旧焼却施設。廃止後も約20年間残されていた=2017年12月中旬、湖西市吉美
解体予定の旧焼却施設。廃止後も約20年間残されていた=2017年12月中旬、湖西市吉美

 湖西市は4日までに、廃止後も約20年間解体できずにいた旧ごみ焼却施設の解体と、約7年間休止していた後継の焼却施設の再稼働を目指す計画を策定した。市は現在、一般ごみの焼却を浜松市に委託しているが、コスト削減に向け自前処理を再開する。老朽施設の解体だけで国の補助金を受けることは難しかったが、跡地利用や再稼働と組み合わせて補助金を申請し、認められる見通しになった。
 解体するのは合併前の旧湖西市が1981年から17年間使った旧環境センター。後継施設の設置で廃止されたが、ダイオキシン処理も含め3億~5億円かかる解体費の捻出が難しく、約20年間手つかずの状態だった。
 市の担当者は「廃止施設を財政難で解体できないのは全国的な課題。湖西市でも長年の懸案で、方策を検討してきた」と話す。
 市はごみ焼却の自前処理を再開し、旧環境センターを解体後にごみの一時保管所を設ける「循環型社会形成推進地域計画」を作った。市は総事業費を60億円弱と見積もり、2017年12月、国への補助金申請に向けて県に同計画を提出した。1998年に稼働した後継の焼却施設(現環境センター)は当時、浜松市と合併する前の旧舞阪町、旧雄踏町とごみを共同処理していた。両町が合併し浜松市が西部清掃工場(西区)を設置したため、湖西市は2010年10月から、浜松市に処理を委託してきた。
 その後、委託料が上がったため、市は今後25年間のコストを試算。補助金を活用して現環境センターを改修、再稼働すると296億円で、委託し続けるより4億円安いと見積もった。市は24年2月からごみ焼却の自前処理を再開する方針を決め、改修後約20年間の稼働を見込む。
 湖西市の影山剛士市長は「ごみは自市で処理するのがあるべき姿。災害時に他市にごみをお願いするのも難しい。不燃ごみは今も自前処理していて、非効率だった対応を改めたい」と話している。

再稼働予定の焼却施設(中央の大きな建屋)がある湖西市環境センター=2017年12月中旬、湖西市吉美
再稼働予定の焼却施設(中央の大きな建屋)がある湖西市環境センター=2017年12月中旬、湖西市吉美

静岡政治の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト