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御前崎にごみ焼却施設計画 津波浸水区域、発電も

(2017/12/21 09:01)
大型のごみ焼却施設の建設予定地=19日午前、御前崎市池新田
大型のごみ焼却施設の建設予定地=19日午前、御前崎市池新田
御前崎リサイクルエネルギープラザ建設予定地
御前崎リサイクルエネルギープラザ建設予定地

 御前崎市池新田の池新田財産区が所有する土地に、大型のごみ焼却施設の建設計画があることが20日までに、関係者への取材で分かった。柳沢重夫市長は財産区の管理者として業者と土地約2万8千平方メートルの賃貸借契約を結んだという。建設地が県の第4次地震被害想定の津波浸水想定区域に位置することに加え、一般住民向け説明会をまだ行っていないことから、計画を不安視する声も出ている。
 施設は神戸市灘区の廃棄物処理業「大栄環境」が、「御前崎リサイクルエネルギープラザ」の名称で遠州灘沿いに計画している。
 同社によると、1日の処理能力が200トンの炉2基を整備する。産業廃棄物や間伐材、廃材のほか、市内の家庭ごみも想定。ごみを焼却して発電し、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を利用して売電する。
 発電出力は1万2千キロワット規模で、年間の発電電力量は一般家庭2万世帯分に相当する1万800キロワット時を見込む。稼働は2022年ごろを予定する。県によると、処理能力計400トンは産業廃棄物の焼却施設としては県内トップクラスという。
 柳沢市長は5日に同契約を交わした。18年度から年1千万円、稼働後は2千万円が財産区に支払われる。
 同施設は、池新田地区選出の市議や町内会長らが10月に推進協議会を発足させ、誘致した。協議会委員など一部住民は説明を受け、同社他施設の見学もしたが、一般住民向けの説明会は行われていない。建設予定地は最大1メートルの津波浸水が想定されている。地区内では「地区の役職に就いているだけで推進協議会に入れられた」(女性委員)、「一部で話が進められ、ほとんどの人は建設計画を知らない」(50代男性)などの声が聞かれる。
 21日に同社関係者が市議会全員協議会で報告する。同社の下田守彦社長室長は「地区の主な方々に説明している段階。津波対策を含め今後きちんと住民説明会を行いたい」と話す。柳沢市長は「市ではなく財産区として契約した。できるだけ早く住民説明会を開いてほしい」としている。

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