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地元住民、早期整備を切望 沼津・高尾山古墳、都市計画道両立案

(2017/12/14 08:00)
混雑する高尾山古墳(手前)付近の道路。周辺の住宅街に車が進入することも多い=12日、沼津市東熊堂
混雑する高尾山古墳(手前)付近の道路。周辺の住宅街に車が進入することも多い=12日、沼津市東熊堂

 古墳時代初期に造られたとされる前方後方墳「高尾山古墳」(沼津市東熊堂)の現地保存に向け、新たな整備案が明らかになった都市計画道路「沼津南一色線」。付近の交通渋滞や事故に悩む地元住民は13日、「早く道路を整備してほしい」と切望した。墳丘の現地保存を訴えてきた市民も問題解決への動きを評価しつつ、古墳を傷つけないことや景観への配慮などを求めた。
 古墳周辺は朝夕、国道1号や県道の混雑が激しく、生活道路に車が進入するケースが後を絶たないという。事業着手から20年が経過し、東熊堂自治会で沼津南一色線対策委員長を務める杉山僖沃さん(70)は登下校時の子どもの事故を心配する。整備案について「譲り合わなければいけない部分もある。今後はとにかく早く、安全な道路を整備してほしい」と話した。
 一方、古墳の現地保存を求める「高尾山古墳を守る会」の杉山治孝会長(84)は「日本史の考証や『スルガ』の国の成り立ちに関わる大変貴重な古墳」と強調し、「今後の活用方法や景観に配慮が必要だ」と指摘した。
 古墳保存への機運が高まる中、新たな動きも出始めた。市民グループ「Code for Numazu(コード・フォー・ヌマヅ)」は4月、高尾山古墳を筆頭に市内の史跡を調査しインターネット上の百科事典「ウィキペディア」に入力する取り組みを開始。中立的に論点や事実を書き出し、膨大な量の情報を公開した。
 市川博之代表(40)は「どちらの意見もまず知ることが大事」とした上で「古墳保存を契機に、市内の歴史遺産を巡ることができるようになればいい」と話した。

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