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御殿場市、JAXAと協定 人工衛星の校正検証に協力

(2017/12/7 17:30)
協定書を手に握手を交わす若林洋平御殿場市長(左)とJAXAの舘和夫宇宙利用統括=7日午前、同市役所
協定書を手に握手を交わす若林洋平御殿場市長(左)とJAXAの舘和夫宇宙利用統括=7日午前、同市役所

 御殿場市は7日、人工衛星に搭載したセンサーの校正検証作業への協力や衛星観測データの行政利用を推進するため宇宙航空研究開発機構(JAXA)と協定を結んだ。JAXAが人工衛星の運用、開発につながる校正検証を目的に自治体と協定を結ぶのは全国初。
 校正検証は衛星から得たデータを画像にする際、より正しく作成するのに必要な作業。市は校正検証を行うのに欠かせない、人工衛星から発信される電波を反射するコーナーリフレクターの設置用地をJAXAに無償で貸し出す。現在稼働中の衛星での検証作業や、次期衛星の開発、運用に向けた調査に役立てる。設置場所は富士山御殿場口5合目や富士フェニックス短大跡地が候補に挙がっていて、今後両者で協議して決定する。
 JAXAは人工衛星レーダーで観測した地殻変動などの解析データを市に提供する。データは防災対策などで活用する。併せて、宇宙や科学技術に対する青少年の理解を深めるため、市とJAXAが共同で講座やイベントを開催することも協定に盛り込んだ。
 協定の有効期間は、2020年に打ち上げが予定され、現在開発が進められている「先進レーダ衛星」の運用期間(7年の見通し)が終了する1年後。
 市役所で開かれた締結式で、若林洋平市長は「協定を機に市民の安心、安全をしっかりと確立したい」と話した。JAXA第一宇宙技術部門の舘和夫宇宙利用統括は「衛星の品質を保つために協力していただき、感謝している」と述べた。

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