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移転の静岡県立中央図書館 有識者会議「役割維持」を確認

(2017/11/11 08:05)

 静岡県教委は10日、老朽化に伴いJR東静岡駅南口の「文化力の拠点」に全館移転する県立中央図書館の基本構想策定に向けた有識者会議を県庁で開いた。にぎわい創出の観点を尊重する一方、市町立図書館の支援など県立図書館本来の役割を維持することが必要との認識を共有した。
 有識者会議は2016年度、築48年が経過した中央図書館の在り方について、文化力の拠点への一部機能移転を前提にした基本構想をまとめた。しかし、その後、図書館資料棟の床に蔵書の過重によるひび割れが見つかり、大規模な改修が必要と判明したため、川勝平太知事が文化力の拠点への全館移転の方針を表明。この方針に沿って基本構想も17年度内に改めて策定することになった。
 会合では、委員から「県民全体の利用促進に向けた視点を持つことが大事だ」などと、市町立図書館の支援機能などの維持を最優先すべきとの声が上がった。十分な書庫スペースや敷地面積の確保を求める意見も出たほか、交流拠点づくりやデジタル化の推進など利用拡大に向けた提案もあった。
 一方、県は庁内プロジェクトチームを設置し、図書館を中心にした文化力の拠点の機能や規模に関し、具体的な検討を始めた。難波喬司副知事をリーダーにしたプロジェクトチームの初会合をこのほど開催。図書館機能のほか、事業手法や情報発信、商業施設、グローバル人材育成、空間構成・景観の各事項を検討するタスクフォース(作業部会)を設けることなどを確認した。

 ■3カ所で意見交換会-28日から
 静岡県教委は28日から県内3カ所で、老朽化のためJR東静岡駅南口の「文化力の拠点」に新築移転する方針の県立中央図書館(静岡市駿河区)について、県民に利活用の在り方の考えを聞く意見交換会を開催する。
 県教委は文化力の拠点への移転を前提に、図書館の機能やにぎわいづくりの方法などを幅広く聴取し、整備に反映させたい意向。28日に県東部総合庁舎、30日に県庁、12月7日に県浜松総合庁舎で各日午後6時半から開催し、県教委による現状説明やグループごとの意見交換を予定している。各定員30人。
 申し込みは県立中央図書館<電054(262)1246>へ。

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