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「いつも1人の女の子」の巻/子育てコラムあすなろ

(2017/11/12 14:00)

 休日に息子と近所の公園に出かけると、よく会う小学生の女の子がいます。近寄ってきて声を掛けてくれるので、一緒に遊ぶことも。最初は、赤ちゃんが珍しくて構いたいのかと思いましたが、最近は違う思いを抱くようになりました。

 「夜1人ぼっちで寝た」「親は仕事で今日もいない」「家族のお出かけに置いて行かれた」―。雑談の中に、彼女の寂しさがにじむ発言が聞かれるようになったためです。家族に確認したわけではないので、真偽は不明です。ただ、見かける時はいつも1人で、我が親子との交流を求めていることは事実です。
 
 彼女とどう接するべきかー。
先日、彼女に住所を問われ、面食らい、ふと考えてしまいました。もし、私の推測通り、彼女が孤独を感じているとして、私に何ができるのだろうか。

 我が家は共働き。平日は時間に追われる日々。休日もたまった家事を片付け、息子と十分に向き合い、自分の休息の時間も欲しいのが本音。彼女がどんな性格なのかも知りません。もし、彼女に訪ねて来られて笑顔で歓迎できるのか、と、自問自答してしまいました。

 生きづらさを抱えた子どものための居場所づくりに取り組むNPOのように、24時間体制で地域の子ども達に寄り添っている人がいます。ですが現状では、私のように、自身の生活に精一杯な人の方が多数派かと思います。

 「地域ぐるみの子育て」。よく聞く言葉です。私自身もその必要性を訴える新聞記事を書いてきました。ですが彼女に出会い、自分が全く覚悟を持っていないと気づきました。キレイな言葉を実現する、行動の難しさを痛感しています。

 彼女とどう接するべきかー。今も、答えを見つけられないでいます。

(わらし)

子育てコラム「あすなろ」(807) 「いつも1人の女の子」の巻

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