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「UNO(ウノ)にハマる」の巻/子育てコラムあすなろ

(2017/4/26 14:00)

 9歳3カ月女子と5歳11カ月男子が突然、カードゲームの「UNO(ウノ)」に目覚めました。沼津市で単身赴任中のわたしと顔を合わせる機会があると、「ねえ、ウノやろう、ウノ」と誘ってきます。妻が忙しいときも「ウノやろう、ウノ」。3人ではダイナミズムに欠けるのですが、気にしないようです。
 久しぶりにやってみると、ウノというのはなかなか奥深いゲームでして。プレーヤーの一人が手持ちの札を全て切り終えたところで、ゲーム終了。残りのプレーヤーは手持ちカードの数字を合計して精算し、点数の少なさを競います。場の流れを読む力、洞察力が必要です。
 どんなゲームでもそうでしょうが、ウノはプレーヤーの性格がよく表れます。9歳3カ月女子、論理的に考える力はあるのですが、危機管理が甘い。ほかのプレーヤーから手札を隠そうとしない。いつも手持ちのカードがバレバレです。
 5歳11カ月男子は、幼稚園児にしてはなかなか上手。ただ、この人は負けず嫌いなのかなんなのか、惨敗を喫するとみるみる表情が曇り、大泣きする。「もうやらない!」とか言うわけです。両親が勝つと、非常に後味が悪いのです。
 個人的には、このゲームのキモは「勝つこと」ではなく「負けないこと」だと思っています。例えば5回戦のトータルでポイント合算することを前提に始めるなら、5連勝は目指さない。各回で「いかに大負けしないか」の方が重要でしょう。
 だから、最初に配られたカードが芳しくなくても、絶望しない。勝利が無理なら2位を狙う。できるだけ点数が少なくなるように、最善を尽くす。
 これは人生と同じだ! と思い至りました。子どもたちには「1回の勝ち負けで一喜一憂するな」と伝えました。
 「ふうん」
 ぜんぜん響きません。
 子どもたち、それからも相変わらず全勝を狙いに行って、泣いたりわめいたりしています。必勝にかける思いが違う。
 不思議なもので、だんだん自分が「ちっちぇえやつ」に思えてきました。
 子どもには教わることばかりです。

(橋爪充)

子育てコラム「あすなろ」(800) 「UNO(ウノ)にハマる」の巻

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