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「娘とリコーダー」の巻/子育てコラム「あすなろ」

(2016/9/6 15:53)

 夏休み、わが家の8歳女子が力を入れていたのはリコーダーでした。1学期は聞くにたえない音を出していましたが、東京在住のクラリネット奏者の(私の)いとこにいろいろアドバイスをもらって、多少上手になりました。
 8月下旬、単身赴任先の沼津市から静岡市葵区に帰ったら、旋律らしきものが吹けるようになっていて驚きました。
 こうやって聞くとリコーダーの音って、情感豊かで素晴らしいですね。自分も吹きたくなって、8歳女子にソプラノリコーダーを貸してもらいました。小学3年生の課題曲ですから、比較的簡単。「さよなら」「エーデルワイス」を約40年ぶりに演奏しました。ドレミファの運指、タンギングやビブラート。小学生のころに習ったことって覚えているものですね。
 以前、取材で調べたのですが、日本の音楽の授業でリコーダーが必修になったのは、1961年から。小学4年生に導入されました。71年には開始年齢が3年生に引き下げられました。つまり、現在65歳以下の方なら、誰でも1度はリコーダーに触れたことがあるのです。これってすごいことだと思います。
 いろいろ話していて判明したんですが、私の母は「リコーダー教育」を受けていないんです。昭和13年生まれのことし78歳。リコーダーを吹いたことがない、と言います。なんだか現実感がありません。
 母は「それじゃあ、いっしょに吹けるようになろう」と、リコーダーと教則本を買ってきました。親のことを褒めるのはこっぱずかしいのですが、なかなかポジティブです。
 母のスタンスは、「孫に教わる」。8歳女子も、こうなると張り切ります。人に教えるためには、自分が上達しなくてはなりません。夏場にうまくなったのは、こうした背景もあったようです。 (橋爪充) 子育てコラム「あすなろ」(780) 「娘とリコーダー」の巻

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