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「娘の現実...」の巻/子育てコラム「あすなろ」

(2016/8/4 14:46)

 3歳になった娘が寝付かなくなり、夜部屋を暗くしてずっと話しています。ある夜、元気にスイカ割りの話などをしていたのですが、1時間ほどたった頃、突然「今日保育園で、〇〇ちゃん(苦手なクラスメイト)に「『どいて』って押された」と言いました。夕方私が保育園で迎えに行って以降、容易に口に出せない「胸のつかえ」だったのだなと思いました。娘が何も言い返せず、黙って道をあけたのも想像通りだったので、「〇〇ちゃん、その時だけイライラしていたのかも。どいてあげてえらかったね」とほめました。すると娘は「そうだね、私もう3歳だもん」と気を取り直していました。
 今後、娘から友人関係の悩みを聞く機会は増えるのでしょう。親として、相手を全否定しないで、「仲良しベース」で軌道修正してあげることは大事だと思いました。
 しかし別の日、娘が私の妹に同じ話をすると、妹は「ばかな子だね」と一言。「どこにでも変な子はいるよ。無視しな」と断じました。娘は私の時より晴れやかな表情でうなずいていました。妹はさらに「大人になるとそういう変な人があちこちにいるよ」と言い、「おばちゃんの会社にもいっぱいいる」と続けました。
 以前娘が「ママは本当に会社好きなの?」「私は毎日、頑張って保育園に行ってる」と、まるで人生が苦役であるかのような口ぶりに驚いたことがあります。毎日園からの帰り道で楽しい話ばかりしている様子とは一致せず、これはおばちゃんの影響だなと気付きました。
 社会人になった時、何でも好きで、基本的に相手を信じる性格の方が得だと感じます。娘をそういう思考回路の持ち主に育てたいのですが、娘には「人生は苦しみの連続である」というおばちゃんの視点の方がリアルで説得力があるのでしょう。前向きになれるならそういう受け止め方も「アリ」で、私の理想の子ども像を押しつけないようにしようと思い直しました。 (のびのび) 子育てコラム「あすなろ」(795) 「娘の現実...」の巻

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