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山野草、魅力伝え20年 浜松・天竜区の「佐久間町保存会」

(2018/4/19 08:02)
白い花を咲かせたニリンソウ=浜松市天竜区佐久間町
白い花を咲かせたニリンソウ=浜松市天竜区佐久間町
城西地区の保護区域でニリンソウを観察する会員ら
城西地区の保護区域でニリンソウを観察する会員ら

 浜松市天竜区佐久間町の「佐久間町山野草保存会」が発足20年を迎えた。町内に自生する山野草の保護保全活動や調理法の研究などを続け、山野草の文化を維持し魅力を広めてきた。
 中央構造線、赤石裂線の2本の大断層が走り、多彩な自然条件がそろう町内では多くの植物が見られる。1998年、住民有志ら約30人が護岸工事や盗掘から守ろうと設立。550種類以上を調査し、オキナグサなど絶滅危惧種を含む約50種類は工事区域からの移植や保護区域設定などで保存してきた。
 上市場地区の保護区域では、看板や柵を作り、セツブンソウやアズマイチゲの生育を見守っている。2013年から竹の伐採や草刈りなどで整備を進めてきた城西地区の保護区域はニリンソウの群生地。外来種や園芸種の植え込みを禁止し、土地所有者の協力を得ながら自生の環境を守っている。
 00、01年には写真と特徴を細かく掲載した“図鑑”を発刊。地元小中校の環境学習の講師や里山の案内役も務め、自然の楽しみ方を伝えている。食文化継承にも力を入れ、海の幸と山野草を合わせた創作料理などは若い世代から好評という。
 60歳以上の会員約15人で活動。酒井英雄会長(67)は「若い人たちに地元の自然を大切にする思いをつなぎ、保護保全に協力してもらえれば」と話す。

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