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「西浦の田楽」前に 能衆ら酒造り 浜松

(2018/2/28 08:30)
湯気が立ち込める中、酒造りに取り組む森口さん(右)ら=浜松市天竜区水窪町西浦地区の別当宅
湯気が立ち込める中、酒造りに取り組む森口さん(右)ら=浜松市天竜区水窪町西浦地区の別当宅

 浜松市天竜区水窪町西浦地区に伝わる国指定重要無形民俗文化財「西浦の田楽」を前に、能衆らが26日夜、同地区の別当宅で「酒造り」を行った。
 毎年旧暦の1月18~19日(今年は3月5~6日)にかけて、能衆が夜通し舞を繰り広げる本番に向けた準備儀式の一つ。酒造りを担う「公文衆」の役割は、火をおこしたり釜で煮たりするなど、それぞれ厳格に決められている。
 別当の高木八郎さん(43)宅に集まった能衆ら約10人は、地域住民から集めた米3升で酒造りに取り組んだ。米をじっくりと火にかけた後、木おけに移し、こうじを混ぜて発酵させた。米の粘り気などを細かく確認し、酒造りを仕切った公文衆の森口哲夫さん(73)は「先祖代々伝わる大行事。いつも通り自然体に、初心を忘れず臨んでいる」と話した。
 酒は旧暦の1月16日(今年は3月3日)に口開けされる。能衆は酒造りの日から肉や魚を断つなど、精進生活に入る。
 西浦田楽は、雰囲気を守るために今年からフラッシュやストロボを使った写真撮影が禁止となった。市は、水窪協働センター前から会場近くの旧西浦小に向かう無料送迎バスを運行する。問い合わせは水窪文化会館<電053(982)0013>へ。

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