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「フジヤマのトビウオ」もっと知って 浜松の男性、伝記を出版

(2018/1/9 08:33)
郷土が生んだスターの生涯を追った「泳心一路 古橋廣之進伝」を手にする松尾さん=浜松市西区の松尾さん方
郷土が生んだスターの生涯を追った「泳心一路 古橋廣之進伝」を手にする松尾さん=浜松市西区の松尾さん方
生前の古橋氏=2009年2月、浜松市内
生前の古橋氏=2009年2月、浜松市内

 浜松市(旧雄踏町)出身の水泳界のスター、古橋廣之進氏(1928~2009年)の伝記「泳心一路 古橋廣之進伝」をこのほど、元同市職員のフリーライター松尾良一さん(66)=同市西区=が自費出版した。20年東京五輪が近づく中、地元から世界に羽ばたいた「フジヤマのトビウオ」を改めて知ってもらいたいとの思いを込めた。
 伝記は小学4年で水泳部に入り頭角を現した少年時代から、世界新記録を次々に樹立した選手時代、引退後の五輪やスポーツとの深い関わりまで、多くのエピソードとともに紹介している。
 戦時中の勤労動員での事故による左手中指切断、出場した1952年ヘルシンキ五輪での成績不振といった逆境もあった。松尾さんは「ハングリーさや『今に見ていろ』という思いがあったはず。今の人たちが見習うのは難しいが、努力は必要では」と話す。
 松尾さんにとって、古橋氏は出身校・浜松西高(旧浜松二中)の大先輩。08年に勤務先の企画で講師に招いた際、じかに接した。「ユーモアがあり、人の心をつかむのがうまい人だった」。本人の著書をはじめ、生前に著された伝記や記録などを参考に、生涯を1冊にまとめた。松尾さんは「今度の東京五輪の布石を打った一人で、日本を代表する存在。古橋さんが生きた時代も理解してもらいたい」と話す。
 四六判222ページ。税別1280円。市内の書店などで販売する。

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