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「すし万」162年の歴史に幕 常連客、名残惜しむ 掛川

(2017/10/3 09:34)
最後の営業日となり常連客でにぎわう「すし万」=掛川市掛川
最後の営業日となり常連客でにぎわう「すし万」=掛川市掛川

 掛川市掛川で江戸時代から営業してきたすし店「すし万」が30日、162年の歴史に幕を下ろした。安政東海地震(1854年)の翌年、被災した城下町で創業し、市内屈指の老舗として親しまれてきた。最後の営業日には多くの常連客が訪れ、閉店を惜しんだ。
 店は掛川宿の商店街の一角に川崎万吉さんが開いた。初代の名を冠した店名を代々継承し、生魚がない戦争中は洋食中心のメニューに変えるなど、柔軟な経営で時代の変化を乗り越えてきた。
 約40年前に改築し、本格すし店として再開。掛川魚市場から毎朝仕入れる魚を使い、地元企業や高校野球部関係者に愛されてきた。店中の壁には常連客らの写真が並ぶ。
 5代目店主の遠藤康之さん(78)や板前の山本達治さん(66)が腕を振るってきたが、数年前から体力の衰えを感じて閉店を決めた。常連の自営業の女性(65)は「最近の店にない温かさを感じる店だった」と悲しげ。おかみの遠藤のり子さん(69)は「寂しいけれど、長年店を支えてくれた皆さんに感謝したい」と話した。

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