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「被爆ピアノ」音色響く 製造地の浜松で演奏会

(2017/8/12 08:33)
被爆時の傷跡が残る被爆ピアノを演奏する森須さん=浜松市中区の市地域情報センター
被爆時の傷跡が残る被爆ピアノを演奏する森須さん=浜松市中区の市地域情報センター

 広島への原爆投下で損傷し、調律師の矢川光則さん(65)=広島市=によって修復された「被爆ピアノ」の演奏会が11日、浜松市中区の市地域情報センターで開かれた。ピアノが製造された同市での演奏は約4年ぶりで、地元住民ら約120人が情感豊かな演奏に聞き入り、平和の尊さをかみしめた。
 松谷みよ子さん作の絵本「ミサコの被爆ピアノ」のモデルとなったピアノ。広島市のピアニスト森須奏絵さん(28)と同市のソプラノ歌手大島久美子さん(49)が「原爆を許すまじ」など11曲を披露した。「二度と戦争をしないという決意を持って」と訴える大島さんの強い願いを込めた歌声と、被爆時の傷痕が残るピアノの味わい深い響きに、涙する観客もいた。
 会場を訪れた矢川さんはピアノのエピソードを語り、「世界的に平和を見直さなくてはならない時期。演奏会は平和について考えるきっかけをつくる種まきの活動」と話した。
 被爆ピアノは浜松市で1932年に製造されたヤマハ製のアップライトピアノ。爆心地から1・8キロの民家で被爆したが、奇跡的に火災を免れた。2005年に所有者がピアノを矢川さんに託し、修復後、全国各地の「被爆ピアノコンサート」で使用されている。

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