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下田・あずさ山の家、宿泊休業へ 指定管理者見つからず

(2019/2/16 08:08)
下田市が開設した農村体験宿泊施設「あずさ山の家」。指定管理者が見つからず、宿泊を休業する=同市
下田市が開設した農村体験宿泊施設「あずさ山の家」。指定管理者が見つからず、宿泊を休業する=同市

 下田市須原の農村体験宿泊施設「あずさ山の家」について、市は15日の市議会全員協議会で、2019年度から一部機能をのぞいて休業する方針を明らかにした。公設民営で19年度から5年間の次期指定管理者を募集したが、条件に合う事業者が見つからなかった。市は「地域住民の意見を聞きながら、今後の管理運営方法を検討したい」(産業振興課)としている。
 市によると、18年8月に公募し、現在の指定管理者1社が申請したが、収支計画の管理経費が市の設定上限を超えていた。10月の再募集に申し込んだ別の事業者1社も、同じく管理経費が設定を上回り、指定管理者が決まらなかった。
 このため、市は宿泊事業の休止を決め、「当面は単発イベントなどで活用しながら維持管理する」という。
 あずさ山の家は市北部の山間部の小学校跡地を活用し、1992年に開設した。4941平方メートルの敷地内に管理棟や宿泊棟、浴室、食堂などがあり、陶芸を体験できる。年間宿泊者は90年代の4949人をピークに1347人まで減り、市は2006年度に指定管理者制度を導入した。
 17年度は3896人まで盛り返したが、赤字が続いていた。年450万円前後の財政負担が必要で、老朽化に伴う多額の修繕費も見込まれるため、市は直営しない方針を示した。過疎化で市の財政状況は厳しく、廃止を含めて検討するとみられる。

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