静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

おから廃棄減へ、「味噌」で再活用 伊東の女性が法人設立

(2018/11/2 08:20)
おから味噌を通じて、おから再活用法の普及を目指す松田さん=伊東市内
おから味噌を通じて、おから再活用法の普及を目指す松田さん=伊東市内

 豆腐製造の過程で大量廃棄される「おから」を再活用しようと、伊東市荻の松田由己さん(43)が今夏、一般社団法人「おから再活研究所」を設立した。自ら考案した「おから味噌(みそ)」の作り方講座を全国各地で開催予定で、「おからの廃棄を減らし、地域で生かす仕組みを生み出したい」と考えている。
 松田さんは2016年から2年間、日本豆腐マイスター協会(愛知)の事務局を担当。協会主宰の「おから味噌インストラクター」の養成講師も務めた。17年末に事務局の業務委託契約終了を機に、自ら法人を設立。講座受講生を「おから再活プロデューサー」として認定し、おからの再活用法の普及を図る。
 おから味噌はおからに豆乳と塩、こうじを加え熟成させる。大豆から作る時に必要な加水や加熱などの工程が不要で、一度の仕込みで大量のおからを消費できる。講座で使う材料は「受講生と業者の接点をつくることで、おから再活用のコミュニティー作りにつながる」と、開催地の豆腐業者などから調達。「透明容器で発酵の進み方を観察すれば食育にもなる」と話す。
 講座は10月に大阪で開催し、11月以降も福岡や札幌など各地を回る。熟成には6~10カ月程度を要するため、1年後に受講生が完成品を持ち寄って味噌汁を作る企画も行うなど継続的に活動していく予定。
 松田さんは「将来的に会員の活動を通じたおから消費量の統計を取り、成果を可視化することで、廃棄物を日本の伝統食に生まれ変わらせる一助になりたい」と意気込んでいる。

東部トピックスの記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト