静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

地域安泰願い「送り神」 ササで疫病払う 牧之原

(2018/12/9 08:12)
唱え言を口にしながらササを振りかざす児童=牧之原市片浜
唱え言を口にしながらササを振りかざす児童=牧之原市片浜

 牧之原市片浜の各地区で8日未明、民俗行事の「送り神」が行われた。冷たい風が吹きつける中、男子小中学生が地区の数十軒を2~3時間ほどかけて巡り、唱え言を口にしながらササで疫病を払った。
 送り神は、ムラや家人をたたる疫病神を送り出す風習とされる。毎年「事始め」の2月8日と「事納め」の12月8日に続けられてきた。御幣の付いたササを振りかざし、疫病をなすりつけるという。
 坂井の西地区では、午前0時と同時に小学1、3、4年生の4人が送り神を始めた。各家で「送り神かんじょ 何神送る 師走8日送る」と大声で唱え、玄関先や軒先でササを振りかざした。週末と重なったためか、普段より起きている家人が多く「ご苦労さま。気をつけてね」と感謝され、礼を受け取った。
 「本当は眠いけど」と3年生の男子児童(9)。それでも「大きな声を出すようにしている」と心掛け、元気よく夜道を進んだ。
 全ての家を回り終えると、ササは近くの海へ放つ。この際、疫病が戻ってこないよう、帰宅するまで振り返ってはならないという。

中部トピックスの記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト