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駿府城石垣データ計測 静岡市、天守台復元向け

(2018/12/8 08:00)
駿府城発掘調査の現場
駿府城発掘調査の現場

 静岡市葵区で駿府城の発掘調査をしている市は2019年度、徳川家康が築城した駿府城の天守台復元に向け、出土した石垣の強度などの基礎データを計測する工学的調査を実施する方針を固めた。さらに19年度の発掘調査は当初の計画より範囲を拡大して実施する方針で準備を進めている。7日、関係者への取材で分かった。
 工学的調査は天守台を復元する際に現存する石垣の上に新たに石を積むことができるか検証したり、遺構の劣化の状態を把握して保存方法を考案したりするためのデータ収集が目的。市は天守台復元や遺構保存の方法を検討する有識者会議を設置する予定で、その準備として調査する。
 発掘調査は19年度が最終年度。計画では天守台の石垣の内側のみを調査する予定だったが、天守台跡東側の未発掘箇所も調べるため準備調査を始めた。これに伴い、北側の見学路を延伸する。工学的調査と見学路延伸の関連経費は、19年度当初予算案に盛り込む方針。
 天守台を巡っては、市が14年度に第3次総合計画(15~22年度)を発表し、天守閣再建を目指して天守台の整備を推進すると表明。16年度から発掘調査に着手した。17年度までの調査で、家康が築いた駿府城の天守台が日本一の規模だったことが判明。18年3月には盛り土構造の「天守台広場」を整備するとした現行の駿府城公園整備計画(1991年策定)を見直すと表明し、石垣構造での復元を視野に、19年度末までに整備方針を示すとした。
 18年度調査ではさらに豊臣秀吉が家臣に築かせた城の跡が見つかった。市の担当者は「家康の天守台復元も、秀吉の石垣の保存も両立したい。有識者や市民の意見を聞き方法を探る」と話した。

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