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聖一国師の製粉水車図 「水磨様」模型で再現 JR静岡駅北口

(2018/4/14 08:20)
披露された「水磨様」の模型=JR静岡駅北口地下イベントスペース
披露された「水磨様」の模型=JR静岡駅北口地下イベントスペース

 静岡茶の祖、聖一国師が鎌倉時代に宋から持ち帰ったとされる2階建て水車の図「水磨様(すいまよう)」を再現した模型がこのほど完成し、静岡市が13日、JR静岡駅北口地下イベントスペースでお披露目式を開いた。日本に伝わった初の製粉プラントともいわれる仕組みを5分の1スケールで再現した。24日まで駅北口地下のしずチカに展示する。
 聖一国師の功績を市内外に広く伝えようと、市が製作を進めてきた。東福寺(京都市)所蔵の「大宋諸山図」(国指定重要文化財)に記されている水磨様の図を基に、水車を動力源にしてきねと臼で脱穀し、石臼でひき、ふるい機で仕上げる製粉の過程を再現している。
 市は2016年度に歴史や建築の専門家による検討協議会を設置し設計図を作成。駿河区の木工製品製造業「すまうと」の野木村敦史代表(48)が市内産のヒノキを使い、完成させた。事業費は約400万円。市の茶文化振興基金から活用した。
 式典に出席した聖一国師の子孫、米沢緑さん(64)は「お茶だけではない聖一国師の功績に光が当たることは良いこと。再現していただき感謝」と話した。
 展示期間終了後は、聖一国師の生家がある大川地区の生涯学習交流館で、模型を保管する予定。官民でつくる聖一国師顕彰会は、11月上旬に福岡市博多区で開かれる神社仏閣のライトアップイベントに合わせ、国師が開山した承天寺に移動展示することも検討している。

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