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戦国の山城、花沢城跡を調査・保存へ 焼津市方針

(2018/2/11 08:22)
高草山南東部の丘陵上にある花沢城跡=2017年3月、焼津市高崎地区
高草山南東部の丘陵上にある花沢城跡=2017年3月、焼津市高崎地区

 焼津市は10日までに、戦国時代に今川氏が築いた山城「花沢城」(同市高崎地区)の城跡整備事業に取り組む方針を固めた。2018年度から3カ年計画で発掘調査を進め、城跡を保存し国重要伝統的建造物群保存地区の花沢地区と合わせて歴史的景観を整えて、交流人口の拡大を狙う。
 花沢城跡は高草山南東部に位置する標高141メートルの独立丘陵上にあり、今川氏が駿府の西の守りとして築いた。築城時期は定かでないが、武田信玄の駿府侵攻時に激戦地となったことで有名。
 18年度予算案には、一の曲輪(くるわ)と二の曲輪の間にあった堀を発掘調査する費用など約300万円を計上する見込み。今川氏の山城は、多くが武田氏や徳川氏などによって改変されたが、花沢城の曲輪は築城当初のまま残っている貴重な事例と考えられている。同市文化財課の担当者は「今回の調査で今川氏が築いた山城の全体像について、“物証”が得られるかもしれない」と期待する。
 花沢城址は私有地だが、市は歴史愛好家やハイカーらの立ち入りについて所有者から既に許可を得ている。今後は登城ルートの整備や案内看板の設置なども進める計画で、同担当者は「埋もれている文化財を保護しながら活用を図り、花沢地区と一体的な観光拠点にしたい」意欲を示す。

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