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長泉のファルマバレー、支援共同体設立へ 豊かな老後へ住居開発

(2018/12/20 07:38)
プロジェクトを推進するコンソーシアム
プロジェクトを推進するコンソーシアム

 医療健康産業の集積を図るファルマバレーセンター(PVC・長泉町)が2019年度、超高齢社会を見据え、健康寿命を伸ばし、より豊かな老後を過ごすための居住空間づくりを目的としたコンソーシアム(共同体)を設立する方針を固めたことが19日、分かった。県立静岡がんセンター(同町)をはじめ、全国の研究機関や建築会社、介護福祉機器製造会社などに参加を求め、高齢者向けの自立支援型住居や機器の開発に取り組む。
 20日に東京都内で開く「静岡ファルマバレープロジェクトセミナー」で、同センターの山口建総長が構想を明らかにする。
 コンソーシアムは「健康寿命延伸・自立支援プロジェクト」の一環。山口総長が「医療・介護の現場は超高齢社会の現場」として発案し、プロジェクトが始動した。PVCが医療現場で進めてきたものづくりの技術と、がんセンターが患者のみとり、治療を通じて蓄積したケアのノウハウを組み合わせ、人生100年時代の高齢者支援に生かす。
 補聴器などの補助具を使用する人から手術などの医療介入、介護支援が必要な人まで、幅広い層を対象とする。介護福祉関連の企業に加え、建築会社やトイレメーカーなど各分野の専門家が加わり、個々の症状に合わせて介護用ベッドや排せつケア機能などを備えた居住空間を考案していく方針だ。
 19年1月下旬には超高齢社会を研究する専門家や介護福祉機器の会社関係者らを集めた有識者会議を開き、現状の居住空間における課題やニーズを探る。
 今後、行政や住民にも参加を促し、県東部を中心とした企業にアイデアを募る予定で、4月からの本格稼働を目指している。

 <メモ>ファルマバレーセンター(PVC) 2003年、健康医療産業集積を目的に県立静岡がんセンター敷地内に設置され、16年に旧長泉高跡地に拠点を移した。医療現場や研究機関、地元製造企業と協働で、医療機器製品の研究や開発事業を展開する。医療機器製造のテルモなど大手企業のほか地域企業が入居。これまで、口腔(こうくう)ケア用品など約100を製品化した。

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