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風疹とはしか、大人が予防を 静岡県内、接種啓発広がる

(2018/9/13 07:43)
大人が予防接種を考えるべき主な感染症
大人が予防接種を考えるべき主な感染症

 首都圏を中心に風疹が流行しているとして、国立感染症研究所などが注意を呼び掛けている。特に30~50代の患者が目立つという。3月に沖縄県などで流行したはしかも20~40代の間で感染が拡大した。子どもの定期接種が定着する一方で、近年、子どもの頃に予防接種を受けていなかったり、免疫が下がりかけていたりする大人が感染症の流行の中心になるケースが増えている。静岡県内では大人に対する予防啓発の動きが広がり始めた。
 感染研によると、2日までの風疹患者は東京や千葉などで362人。県内では12日までに7人の報告がある。県疾病対策課は「この先どれだけ感染が拡大するか分からない。状況に応じて注意喚起の方法を考える」と注視している。
 風疹は妊婦が感染すると、生まれてくる子どもに難聴や白内障、心疾患などの先天性風疹症候群を引き起こすことがある。2013年の大流行をきっかけに、ワクチンの公費助成の動きが広がった。県内では4月時点で16市町がMRワクチン(はしかと混合)や単独ワクチンの助成を実施。県は妊娠前の女性やその家族らを対象にした無料の抗体検査を行い、同症候群の予防に乗り出している。
 3月以降に沖縄県などで流行したはしかは、定期接種が1回だった20代後半から40代に対しワクチン接種が励行され、県内の病院では大型連休を前に接種希望者が増加した。
 こうした事態を受け静岡厚生病院(静岡市葵区)は8月、「おとなの予防接種外来」を開設した。大人への予防接種や抗体検査、相談に対応する。渡航ワクチン外来も担当する田中敏博医師は「対象者は限られるが、ワクチンを打たずにいることで個人だけでなく社会的に大ごとになる場合がある。認識を高めてほしい」と呼び掛けた。

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