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障害者に生涯学習の場 静岡県就労研究会が出張講座

(2018/8/1 09:02)
ボランティアによるアロママッサージを楽しむ受講者=静岡市葵区の「つばさ静岡」(写真の一部を加工しています)
ボランティアによるアロママッサージを楽しむ受講者=静岡市葵区の「つばさ静岡」(写真の一部を加工しています)

 教員や学識者でつくる県障害者就労研究会(村松智恵子代表)は29日、重い障害のある人が対象の生涯学習講座「訪問カレッジ」を静岡市葵区の重症心身障害児者施設「つばさ静岡」で開いた。外出が難しい人にも生涯学習の場を持ってもらおうと、初めての“出張講座”を企画した。
 ボランティアや会員が施設を訪れ、アロママッサージやコーヒーの試飲、音楽鑑賞のコーナーを設け、施設利用者や保護者ら約70人が香りや音を楽しんだ。藤枝市の女性(67)はマッサージを受ける三男(33)を見詰め「とてもリラックスしている」と目を細めた。
 同研究会は21年前、障害者の就労支援を目的に発足した。就労継続には余暇や学卒後の学びが不可欠だが、障害者にはそうした機会が少ないとして、2005年度に静岡大で公開の生涯学習講座を始めた。その後、講座の場を日大や浜松学院大にも広げている。
 各大学に出向くのが難しい人を対象に企画したのが「訪問カレッジ」だ。同施設の山倉慎二施設長は、重い障害のある人が外出先探しに苦労している事例を説明し、「訪問カレッジは普段とは違う体験ができる貴重な機会になった」と話した。
 障害者の生涯学習機会拡充の機運は全国で高まっている。同研究会の瀬戸脇正勝事務局長は「運営はボランティアで続けている。支援の輪を一層広げたい」と話している。

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