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医療機器生産 組合化で加速 静岡県内中小、ものづくりの技結集

(2018/4/23 07:42)
SPメディカルクラスターが生産してきた診察・手術用の医療機器(平垣製作所提供)
SPメディカルクラスターが生産してきた診察・手術用の医療機器(平垣製作所提供)

 静岡県内の中小製造業者が、互いのものづくりの技術を生かして医療機器製造に取り組む生産技術団体「SPメディカルクラスター」が協同組合を設立した。これまでに診断や手術用に用いられる医療機器や内視鏡部品など200種を共同受注してきた実績を礎としての協同組合化で、組織体制を強固にし、県内医療機器生産の拡大を狙う。
 協同組合「SPメディカルクラスター」のメンバーは、精密部品加工の平垣製作所(静岡市清水区)、金属溶接・加工の岩倉溶接工業所(島田市)と山崎製作所(静岡市清水区)、3Dモデル製造のエクタス(同市駿河区)の4社。今後5年間で加盟社を20社まで増やし生産拡大を目指す。将来的には海外販路の開拓も見据える。
 SPメディカルクラスターは2015年創設。少量多品種の医療機器製造に必要な高い職人技術の継承が全国的に厳しい状況に置かれている中、中小企業の連携による医療機器生産のビジネススキーム確立に取り組んでいる。協同組合化は、県中小企業団体中央会の支援で実現し、県産業振興財団、静岡市などの支援も受けている。
 組合メンバー4社の高精度の切削加工の独自技術を生かして共同開発を続け、県西部や東部地区の企業とも連携して生産体制を拡大していく方針。組合理事長の平垣徳之・平垣製作所社長は「県中部を中心とした医療機器のものづくり団体として、国内外に発信したい」と話す。

 <メモ>厚生労働省の薬事工業生産動態統計年報によると、本県の医療機器の合計生産額は2009年から2015年まで7年連続で全国1位。2015年の本県合計生産額は3700億円で全国シェアは19%で、2位の栃木県(2013億円)、3位の茨城県(1202億円)に大きく差をつけている。

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