静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

紛争地、人道援助等しく 国境なき医師団の日本会長が活動紹介

(2018/4/15 07:45)
講演する加藤寛幸氏=14日午後、静岡市葵区
講演する加藤寛幸氏=14日午後、静岡市葵区

 「国境なき医師団」日本会長を務める小児科医の加藤寛幸氏=静岡市在住=が14日、同市葵区で開かれた県労働者福祉基金協会主催の講演会に登壇し、国境なき医師団の活動について紹介した。
 約230人が聴講した。加藤氏は、医師団の特色に独立性、中立性、公平性を挙げた。中立性については、紛争地域で対立する全ての勢力に等しく人道援助を提供することと説明。そのために当事者たちと繰り返し話し合いをするが、例えば過激派組織「イスラム国」(IS)の支配地域では、医師団自体が攻撃対象となり、「双方を援助できない現実があることも、正直に伝えたい」と語った。
 医師団の課題にも触れた。その一つが証言の時期。戦争での非人道的行為を世界に証言したことで、当事国での活動中断に追い込まれるケースがある。「僕たちは、さまざまなジレンマを抱えている。しかし、前を向いて努力している」と強調した。
 現地生活は過酷で、温かいシャワーを浴びた経験は一度もない。その中で最もよいことは「人との出会い、患者との出会い」。現地スタッフとも「会いたくて仕方がない」と表情をほころばせた。

静岡医療・健康・福祉の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト