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「海外渡航外来」開設 浜松医療センター、予防接種や帰国後診察

(2018/1/13 08:16)
海外渡航外来に来た受診者に予防接種を行う看護師。帰国後の受診も勧める=9日、浜松市中区の浜松医療センター
海外渡航外来に来た受診者に予防接種を行う看護師。帰国後の受診も勧める=9日、浜松市中区の浜松医療センター

 輸入感染症の診療経験が豊富な浜松医療センター(浜松市中区、海野直樹院長)は1月から、海外渡航に特化した専門外来「海外渡航外来」を開設した。従来の渡航ワクチンの予防接種に加え、帰国後の体調異変の診察や、輸入感染症対策まで渡航に関する感染症などを総合的に担う。
 渡航外来の設置は、渡航者の増加が見込まれる中、受診しやすい環境を整備、PRすることで早期発見と感染拡大防止を図る狙い。
 感染症以外にも高地や山岳部に向かう人には高山病予防薬を処方し、服用のタイミングも助言する。
 渡航ワクチンは静岡県内10機関で予防接種を受けられる。同センターは2011年に予防接種を開始。現在、日本渡航医学会認定医を含む医師5人体制で、破傷風や狂犬病など11種のワクチンを接種できるほか、所有施設が限られる重症マラリアの注射薬も常備する。予約不要で受診可能なため、受診者は年々増加し、16年は静岡県内最多規模とみられる年間751人で17年も増加する見込み。
 県西部は海外拠点のある国際的な企業や関連会社、在住外国人が多いなど海外との往来が盛んな土地柄。受診者の8割は製造業などの従業員が占めるが、帰国後に発熱や下痢をした場合の受診への関心は低い。2020年の東京五輪・パラリンピックで訪日外国人の増加も洋装されるが、輸入感染症に対する認識はまだ低いという。
 矢野邦夫感染症内科長は「受診場所を明確にすることで異変を感じた時、早期に受診できる。一体的な対応で効果的な啓発につながる」と期待する。
 同センターは、県内で実施機関の少ないジカウイルス感染症(ジカ熱)の検査を行う準備も進めている。

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