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災害医療用ベスト作製 静岡歯科医師会、衛生士事前登録も

(2018/1/6 08:57)
静岡歯科医師会が作製した災害医療用ベストを着用する今村総務部長=静岡市葵区
静岡歯科医師会が作製した災害医療用ベストを着用する今村総務部長=静岡市葵区

 南海トラフ巨大地震などの大規模災害を想定し、静岡市静岡歯科医師会はこのほど、災害時に救護所で歯科医師が着用するベストを作製した。東日本大震災や熊本地震を踏まえ、災害時に医療者であることを明確にすることで救護所運営を円滑に進める狙いがある。県歯科医師会によると、地域の歯科医師会が主体になり、災害時医療の専用ベストを作るのは県内でも珍しい取り組みという。
 作製したベストは黄色で、前後に「歯科医師」と明示。無線機や機材を収納できるポケットが付いている。同歯科医師会に所属する医師約280人に配布する予定。既に約140人に配った。
 2017年12月に静岡市葵区の城東保健福祉エリアで行われた地域総合防災訓練では、歯科医師らが完成したベストを着用し、救護所での医療救護活動を確認した。
 同歯科医師会は災害への備えの一環として、避難所で歯科医師とともに口腔(こうくう)ケアを実施する歯科衛生士の事前登録制度も構築した。災害時に活動できる歯科衛生士を事前に把握することで、迅速な活動につなげる。
 東日本大震災の被災地では、高齢者らが口内で繁殖した細菌が原因で誤嚥(ごえん)性肺炎を発症する事例が相次いだ。同歯科医師会は災害時に歯科医師や歯科衛生士が避難所を巡回し、少量の水で行う歯磨きの方法や、口内、入れ歯洗浄の大切さを伝え、誤嚥性肺炎を防ぎたいとしている。
 同歯科医師会の今村陽一郎総務部長は「今後も歯科の専門職が連携し、災害時に市民が歯と口で困ることがないように対策を考えていきたい」と話した。

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