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“闘病の友”医療施設犬を絵本に 静岡、神奈川こども病院

(2017/12/14 07:52)
絵本の完成を喜ぶ坂本喜三郎院長(右)とハンドラー、ファシリティドッグのヨギ=13日、静岡市葵区の県立こども病院
絵本の完成を喜ぶ坂本喜三郎院長(右)とハンドラー、ファシリティドッグのヨギ=13日、静岡市葵区の県立こども病院
絵本「ベイリーとさっちゃん」
絵本「ベイリーとさっちゃん」

 病院に常駐し、療養中の子どもやその家族を癒やすファシリティドッグ(医療施設犬)の存在を、より多くの人に伝える絵本「ベイリーとさっちゃん」(かまくら春秋社)が14日、発売される。同犬が活躍する静岡、神奈川両県のこども病院関係者らで実行委員会を組織して刊行。全国の図書館や小学校へ寄贈するほか、売り上げの一部を同犬育成基金に寄付する。
 絵本は、国内初のファシリティドッグとして静岡県立こども病院(静岡市葵区)に2010年から“勤務”したベイリーが主人公。12年7月に神奈川県立こども医療センターに活動拠点を移したベイリーと、手術のため入院してきた少女さっちゃんの交流を通し、一医療スタッフとしての同犬の働きぶりを伝える。
 痛みを伴う検査や治療への不安から食欲を無くすさっちゃんに寄り添うベイリー。患者だけでなく、家族や病院の雰囲気まで明るくする院内の日常を描いた。
 ベイリーと、2代目ヨギの活躍を間近で見ている県立こども病院の坂本喜三郎院長は、闘病中の子どもにとって友達以上の存在になるファシリティドッグの意義と必要性を訴え、「絵本を通して、健康な子どもたちには病と闘う仲間の存在を知る機会にもなれば」と語る。
 横浜市の作家田村朗さん(63)が病院関係者への取材を基に物語を書き、函南町のイラストレーター粟冠(さっか)ミカさん(46)が絵を担当した。粟冠さんは、「実際にベイリーに会って感じたファシリティドッグの思慮深さや優しさを表現した」と話す。

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