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病院と訪問看護の連携強化 静岡県内で広がる相互研修

(2017/10/30 17:30)
伊藤はなさん(右)と話す掛井美穂さん=9月下旬、浜松市北区
伊藤はなさん(右)と話す掛井美穂さん=9月下旬、浜松市北区

 住み慣れた地域で暮らし続けられるよう医療や介護、生活支援を一体的に提供する地域包括ケアシステムの構築に向け、県内の病院と訪問看護ステーション間で職員の相互研修や出向が広がっている。病院勤務の看護師が在宅療養に目を向けることで、退院調整が円滑になったり関係者の連携が強まったりする効果が期待される。
 「こんにちは。今日もいい表情ですね」。9月下旬、看護師の掛井美穂さん(34)が浜松市北区の伊藤はなさん(105)宅を訪ねた。会話をしながら伊藤さんの体温や血圧を測り、健康状態を確認する。伊藤さんの家族は「(伊藤さんは)掛井さんが来るとうれしそう」と喜んだ。
 掛井さんの職場は6月、聖隷三方原病院(同区)から訪問看護ステーション細江(同)に移った。両施設が2011年から行う研修で、1年間同ステーションスタッフとして仕事をする。退院支援に興味があったが、在宅の現場に飛び込むと「知識が全く足りなかった」(掛井さん)。患者宅で限られた医療器具で行うケア、介護の知識、患者やその家族とのコミュニケーション-。落ち込むことも多かったが、「病院で『在宅療養は難しい』と判断しがちなケースでも、少しの工夫で可能にできることが分かった。看護師は在宅のことをもっと学ぶべき」との思いを強くしている。

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