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専門知識で登山者の安心に 静岡県内初の山岳看護師・青木さん

(2017/8/11 10:00)

 11日は「山の日」-。県立総合病院(静岡市葵区)高度救命救急センターに勤務しながら、夏山シーズンに山岳診療所で登山者の救護に当たる看護師がいる。青木聡美さん=同区=は6月、県内で初めて、日本登山医学会から「国内山岳看護師」に認定された。中高年を中心に登山人気が高まる中、「さまざまな目的で山を目指す人の安心につながれば」と抱負を語る。
 登山が好きだった青木さんが、山岳看護師を目指す転機となったのは3年ほど前。フランス南東部アルプス山脈の最高峰モンブランに挑んだ際、休日に山で救助隊員として活動する警察官ら生業を趣味の登山に生かしている人たちに出会った。「専門知識があれば、山でも人の役に立てる」。病院での勤務の傍ら勉強を続けて2年で資格を得た。
 山岳医療に関心を持ってから毎年夏、休暇を利用して、富山大が運営する北アルプス双六小屋診療所(岐阜県)に通う。同診療所は、ボランティアの医師や看護師が交代で常駐し、7月末から8月末までに毎年平均約150人を診る。高山病や外傷だけでなく、虫刺されや吐き気を訴える人も。青木さんは「山では普段は気にしない体調の変化が心配になるが、医療者が何か処置をすることで気持ちが落ち着く」と話す。
 3年目の今年も8月2日から5日間、同診療所に詰めた。顔なじみになった登山者や救助隊員らに資格取得を伝えると皆喜んでくれたという。「資格によって仕事の幅をどう広げられるか楽しみ」と青木さん。富士山などでトレーニングを重ね、「自慢」という体力の向上に努めている。

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