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視覚と食欲に関連 三島・遺伝研が神経回路発見

(2017/4/21 07:50)
研究成果について解説する武藤彩助教=20日午後、三島市の国立遺伝学研究所
研究成果について解説する武藤彩助教=20日午後、三島市の国立遺伝学研究所

 国立遺伝学研究所(三島市)の川上浩一教授(57)らの研究グループは20日までに、モデル生物「ゼブラフィッシュ」を用いて、視覚情報を摂食行動に結び付ける神経回路を発見した。人間の食欲のメカニズム解明に期待が持てるという。20日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。
 研究グループは、活動している神経が光って見える映像技術「カルシウムイメージング」を使い、摂食経験のない稚魚にエサのゾウリムシや、エサに似たビーズなどを見せて脳の活動を観察。エサを認識して、摂食行動に移る際に働く神経回路の存在が分かったという。
 研究を主導した武藤彩助教(50)は「人や動物の脳の根本的原理を知りたいと思っていた。今後は摂食行動に関係する記憶学習のメカニズムの研究を進めたい」と話した。
 研究成果は将来的に拒食症や過食症といった摂食障害の理解や治療につながる可能性があるという。川上教授は「この結果が人の役に立つような研究に発展すれば」と期待を寄せた。

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