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弱者支える「草の根相談会」 医師や弁護士らスクラム 静岡

(2017/4/20 08:26)
発達障害をテーマに他の職種との連携について意見を交わす「銀さら勉強会」のメンバー=18日午後、静岡市清水区の「望月歯科」
発達障害をテーマに他の職種との連携について意見を交わす「銀さら勉強会」のメンバー=18日午後、静岡市清水区の「望月歯科」

 医師や歯科医、社会福祉士など普段別々の職場で働く専門職が自主的に集まり、高齢者や障害者を抱える住民の相談に応じる「なんでも相談会」を静岡市清水区で開いている。手弁当の取り組みは全国的にも注目を集めている。「司法ソーシャルワーク(SW)」の実現を目指す弁護士も加わり、草の根的実践を積み重ねる。
 「医療ミスで被害を受けたがどうすればいいか」「薬を飲んでいるが良くならない。老い先短いので、死後が心配」―。こんな悩みに弁護士や医師、福祉関係者らがワンストップで応じている。会場の清水保健福祉センターには毎回10人ほどが訪れる。住民の声に耳を傾けているのは、2011年から月に1度程度開いている「銀さら勉強会」のメンバー。顔の見える関係を作り、普段の仕事に生かすのが目的だった。しかし、市民が抱える問題に積極的に関わろうと昨年9月から相談会を開始。これまで4回開き、18日夜に同区内で開いた勉強会では本年度も4回の相談会実施を決めた。
 勉強会には15人ほどが集まり、発達障害に関する漫画を題材に意見交換するなど、肩肘張らない雰囲気の中で、一つのテーマについての発表を受け討論するのがスタイル。東京都府中市から参加した歯科医師の男性は「専門職の場合、専門性が高くなるほど他の職域の人と交わる頻度は減る。取り組みは画期的」と話す。社会福祉協議会の女性職員は「港町特有の『お節介気質』が良い方向に作用したのでは」と分析する。昨秋からのメンバーで、3月まで法テラス静岡法律事務所に勤務し4月に地元清水で事務所を開業した浅井裕貴弁護士(37)は「外に出て行く姿勢を自らの強みにしたい」と意欲を見せる。

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