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抗菌薬の適正使用を 静岡県内医師ら「考える会」発足

(2017/4/15 08:04)

 静岡県内で感染症治療を行う医師らがこのほど、抗菌薬の正しい飲み方を知ってもらうことなどを目的に、医療機関の垣根を越えた医師のグループ「静岡の薬剤耐性対策を考える会」を発足させた。
 県立静岡がんセンター(長泉町)の倉井華子感染症内科部長を代表に、同センターや県立こども病院(静岡市葵区)の医師や薬剤師、県の担当者ら10人で組織した。
 本来効果があるとされる抗菌薬が効かなくなる「耐性菌」に関する情報を発信する。耐性菌は近年、世界的にも大きな問題となり、国も2016年に「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」を策定している。
 倉井部長によると、不適切な抗菌薬使用により体内に耐性菌を増やしてしまうと、肺炎などの治療時に薬が効かず、死亡に至る可能性が高まる。がんなどの基礎疾患がある患者では耐性菌を原因とした感染症によって命を落としたり、感染症治療のためがんに対する治療が遅れたりするケースも考えられるという。
 同会は抗菌薬の適正使用を強く呼び掛けるとともに、今後は講演会などを通じて市民に広く周知する。
 倉井部長は「医療現場では必要のない抗菌薬を処方しない取り組みが重要。患者側にも抗生物質を服用する際に注意してもらえるよう、啓発に力を入れたい」と話している。

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