静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

AI病名判断 静岡大チームが国際コンテスト首位

(2016/6/8 07:53)

 静岡大情報学部行動情報学科の狩野芳伸准教授(37)の研究室チームが、電子カルテから人工知能(AI)などを用いて自動的に診断名を推測するシステムを競う国際コンテストで首位の成績を獲得した。専門家の診断に近い正解率で、狩野准教授は「医師をサポートする医療診断支援システムに人工知能を応用するための第一歩」と意義を強調する。
 コンテストには国内外から8チームが出場した。患者の身長や体重、年齢のほか、病歴や手術の状況、入院後の経過などを記した模擬カルテから推測される病名を導き出すシステムを構築し、精度を競った。
 狩野准教授のチームは、カルテ内の膨大な情報から診断名に直接関わると思われる表現を検索し、症例の言い換え表現の集約、統一などの手法を取り入れた。本番では78カルテを診断し、正解率は3割を超えた。システムを構築した同研究室の崎下雅仁さん(21)は「がんにもさまざまな種類がある。カルテからどの臓器のがんかコンピューターが適用できる状態に落とし込むためのルール作りに苦労した」と話した。
 個人情報保護の観点などから、現時点で電子カルテのデータを研究に生かすには高いハードルがある。狩野准教授は「病院などと連係して生データを活用した研究ができれば、近いうちの実用化も現実味がある」と語った。

静岡医療・健康の記事一覧

ロード中 関連記事を取得中...

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト