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患者癒やす花 有効活用 市立静岡病院が院内共有スペース展示

(2016/5/27 08:25)
病院内での生花の導入に向けて協力協定を結んだ宮下院長(中央)ら=静岡市葵区の市立静岡病院
病院内での生花の導入に向けて協力協定を結んだ宮下院長(中央)ら=静岡市葵区の市立静岡病院

 病院内での生花の取り扱い全面禁止を見直し、本年度から一部で導入を再開した静岡市立静岡病院は26日、静岡デザイン専門学校、するが花き卸売市場との3者で「花パートナーシップ協定」を締結した。患者を癒やす花の効果に着目し、院内の共有スペースで展示に取り組む。
 生花の病院内への持ち込みは感染症予防を理由に禁止する例が全国的に増え、静岡病院も約10年前から全面禁止していた。一方で感染症の専門家からは「免疫不全などの患者を除き、取り扱いに注意すれば制限は不要」との指摘もあり、同病院は昨年度から協議を重ね、共有スペースに限定して再導入することにした。
 保水ゼリーを使った切り花を受付に置いたり、年に数回静岡デザイン専門学校フラワーデザイン科の協力でアレンジメントを制作、展示したりする。この日は宮下正病院長と同専門学校の久保田香里校長、するが花き卸売市場の村上尚社長が協定書にサインし、専門学校生による作品を披露した。
 宮下病院長は「一方的に花を排除して病院を無機質な空間にしてはいけない」と導入の趣旨を説明。病室への持ち込みについては「感染症対策に加えて個々の患者への配慮、管理面の課題に対応しながら検討したい」と述べた。

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