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第5章 始まりは学びから(4) 安心できる先生、現場に

(2018/6/10 13:03)
児童の特性に合わせて授業を進める久しずか教諭。子どもに寄り添う姿勢を大切にしている=5月31日、静岡市葵区の県立中央特別支援学校
児童の特性に合わせて授業を進める久しずか教諭。子どもに寄り添う姿勢を大切にしている=5月31日、静岡市葵区の県立中央特別支援学校

 学校から寄せられる質問に驚かされた。「てんかんって、まだまだ理解が進んでいないんだな」。その内容から、患者の子どもとどう接したらいいか、真剣に思い悩む教職員たちの姿が見て取れた。静岡市葵区の県立中央特別支援学校に勤務する久しずか教諭(47)は痛感している。多様性を認め合う教育が叫ばれている中で、てんかんはまだ取り残されているのではないか、と。
 今春に異動するまでの8年間、国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター(同区)にある院内学級「おおぞら」が職場だった。子どもたちは全員、服薬調整や手術に向けての検査などで入院している小中学生の患者。退院する時、子どもと保護者から異口同音に不安を打ち明けられた。「地元の学校に戻ったら、発作時の対応や学習面のケアをしてくれるんでしょうか」。学校現場を知る一人として、絶対に大丈夫と太鼓判は押せなかった。無理もない。自分もここに赴任して学んだことが多かった。「子どもが少しでも安心できるようにしてあげたい」。地元の学校でも受け入れてもらえるように、院内学級での様子や支援方法をまとめた資料作りに打ち込んだ。

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