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再考「添加茶」 製茶条例・見直しの論点(5完)茶業会議所条例

(2017/11/5 11:00)
左から時計回りに県茶業会議所などが入る県茶業会館(静岡市葵区北番町)、講演する塚本均氏(9月30日、袋井市内)、県庁別館の五芒星のコラージュ
左から時計回りに県茶業会議所などが入る県茶業会館(静岡市葵区北番町)、講演する塚本均氏(9月30日、袋井市内)、県庁別館の五芒星のコラージュ

 「茶業はかつて県政の鬼門とも言われた。茶市場を造ったり条例を作ったりした当時の先輩たちの大仕事から、行政マンの気概が伝わってくる」
 県製茶指導取締条例をテーマに9月末、袋井市内で開かれた市民の勉強会。県職員時代に製茶条例を担当した塚本均さん(65)=静岡市葵区=が詳細な資料を示しながら解説した。「県政の鬼門」のくだりでは、魔よけの呪符とされる五芒(ごぼう)星が県庁別館にあることも紹介した。
 明治以来、重要な輸出品だった茶は、戦後復興でも牽引(けんいん)役を期待された。県は1956年、取引近代化のため静岡市に静岡茶市場を創設し、輸出茶から粗悪品を排除するため製茶条例を制定した。
 農家や輸出業者は茶市場を歓迎したが、茶商たちは役所の介入に反発し、「駿府お茶騒動」が勃発。農家と茶商の対立も激化した。
 混乱収拾のため、県が生産者側と茶商側を仲介してできたのが、県茶業会議所である。59年には「県茶業会議所の活動促進に関する条例」が施行される。
 この条例には「知事は県茶業会議所に指導、指示、勧告することができる」とあり、製茶条例への協力義務も明記されている。官民の関係は不和から連携へ移行した。

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