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地域の課題(衆院静岡2区)津波対策 沿岸部 印象どう回復

(2017/10/13 11:00)
巨大地震発生時などに避難誘導する目印の黄色い旗(右)。東日本大震災以降、津波への意識は変わった=1日、焼津市の大井川港
巨大地震発生時などに避難誘導する目印の黄色い旗(右)。東日本大震災以降、津波への意識は変わった=1日、焼津市の大井川港
2区 島田市 焼津市 藤枝市 牧之原市 吉田町 川根本町 御前崎市のうちの旧御前崎町
2区 島田市 焼津市 藤枝市 牧之原市 吉田町 川根本町 御前崎市のうちの旧御前崎町

 焼津市大井川地区での秋の風物詩「大井川港釣り大会」。30回目を迎えた1日、釣り糸を垂れる家族連れの間で黄色い旗が潮風になびいた。巨大地震の発生などに備え、参加者を避難誘導する目印だ。
 焼津市大井川港管理事務所によると、県の第4次地震被害想定で同港への津波は、発生頻度が極めて低い最大級レベル2で平均1メートル程度。「東日本大震災以降、参加者の意識は変わった。不安に感じる人もいる」と大会当初から携わる実行委員長の村松育夫さん(76)。旗のそばに係員を配置し、周辺の企業に協力を依頼。屋上避難地を確保し、毎年万全の体制で運営に当たる。
 焼津市から榛南方面にかけ、長い海岸線を有する志太榛原地域。東日本大震災以降、美しい海の景観が売りものの沿岸市町には津波というリスクの印象がつきまとう。各自治体は巨額の予算を投じ、避難タワー建設や防潮堤の整備などを推進。市民の安全安心を最優先に取り組んでいるものの、ある自治体職員は「巨大な避難施設を建てるほど、対外的に危険な地域と必要以上に思われている部分もある」と打ち明ける。
 地元は津波のリスクを冷静に受け止め、沿岸部で開かれる各イベントには市外からも大勢の人が足を運ぶ。だが、9月に発表された2017年基準地価は住宅地と商業地で焼津市や牧之原市、吉田町の海に近い地点が平均変動率下位に沈んだ。「沿岸部に対し、移住を考える人や、進出企業の見方は依然慎重」(焼津市の不動産業者)なのが現状だ。

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