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地域の課題(衆院静岡1区)人口減 鍵握る若者流出対策

(2017/10/12 11:00)
静岡県内企業が出展した就職説明会。県内外から多くの大学生が訪れた=10月上旬、静岡市駿河区
静岡県内企業が出展した就職説明会。県内外から多くの大学生が訪れた=10月上旬、静岡市駿河区
1区 静岡市葵区(瀬名川3丁目の一部を除く)駿河区
1区 静岡市葵区(瀬名川3丁目の一部を除く)駿河区

 10月上旬、静岡市内で開かれた静岡県内企業の合同就職説明会。リクルートスーツの学生たちが担当者の説明に聴き入った。立正大4年の秋山知哉さん(22)=清水区出身=は「名前は知られていないが大手企業のグループや下請けが意外と多い」と驚いた。都会暮らしの経済的な負担を考え、実家に戻る選択をしたという。一方、「やっぱり東京に」と漏らすのは都内の工学系大学に通う4年生の男子学生。親がUターン就職を望む。会場を訪ねたが、「職種の幅が狭い。内定をくれた都内のITベンチャーで頑張りたい」。
 静岡市の推計人口は今年4月、全国20の政令市で初めて70万人を切った。合併前の旧市町を合わせた1990年のピーク時と比べ約4万人減の69万9421人。10月1日現在の最新の推計人口でも70万人には戻らない。静岡市のような地方の拠点都市にも、人口減の波が押し寄せている。
 背景には少子化のような自然減の影響に加え、進学や就職に伴う若年層の流出がある。総務省の2016年人口移動報告によると、静岡市で転出超過が最も目立つのは20~24歳で373人、次いで15~19歳の84人。「25年の総人口70万人維持」が目標の市総合戦略は雇用創出や移住促進、女性活躍など六つの柱で施策を進めるが、若年層対策が一つの鍵と言えそうだ。
 若者対策の一環として市は10月、就活支援サイト「しずまっち」を一新。学生が興味を抱いた地元企業の担当者とウェブ上でメッセージ交換が可能な相互交流機能を加えた。あまり名前を知られていない中小企業でも学生に直接PRできる手段があればUターン就職の促進につながると期待する。

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