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選挙区攻防(衆院静岡6区) 前職2氏、3度目対決

(2017/10/6 11:00)
衆院静岡6区
衆院静岡6区

 「公認が決まって明確に立場を申し上げることができる。一段落し、ほっとしている」。希望の党の公認を得た3日、前職の渡辺周氏は伊東市の事務所で記者団に心境を語った。「安倍政権批判の声が広がっている。受け皿としての期待も大きい」と世論の変化を実感する。解散後に街頭に立った陣営関係者も「激励がほとんど。ビラがあっという間になくなった」と反応の良さを口にする。
 渡辺氏と自民前職勝俣孝明氏との対決は3回目。2人の票差は前々回が約1万2千票で、前回は約1万1千票に縮まった。9月30日の後援会拡大幹事会で、連合静岡沼駿三田地域協議会の村田康文議長は「今回は相手に比例復活させないほどの票差で勝とう」とげきを飛ばした。連合は県東部全体で渡辺氏への支援体制を敷く。
 ただ、民進党からの希望の党入りが追い風になるかは未知数。後援会幹部は「相手は沼津市を中心に地元活動に力を入れている。こちらも一票一票積み上げていくしかない」と危機感をにじませる。
 勝俣氏は2日、沼津市内で地区別後援会の国政報告会をスタートさせた。「乾坤一擲(けんこんいってき)の戦い。大変な試練だ」「3度目の比例復活なら4度目はない」。地元の多家一彦、杉山盛雄両県議が気勢を上げると、勝俣氏は「(非自民が選挙区で連勝する)21年間の流れを止め、皆さんと新しい沼津をつくる」と選挙区での当選を誓った。
 2014年の前回選は2度目の比例復活に甘んじた。「悔しさは片時も忘れなかった」。各地で重ねたミニ集会を足がかりに、後援会づくりに着手。票差を付けられている沼津市内では地区別に組織するなど力を入れ、党では県東部に縁深い二階俊博幹事長の派閥にも入会した。
 後援会幹部は「熱心な地元回りや国会での仕事ぶりが評価されている」と手応えを語る。だが、希望の党の存在が陣営を揺さぶっているのも事実。勝俣氏は「首都圏からの風は絶対に来る。6区で防波堤になって食い止めるのが責務」と自身に言い聞かせる。
 共産新人で元大仁町議の内田豊氏は初の国政選挙。昨年末、候補者に決まり、ことし7月ごろから注力した街頭演説は約200回に達した。「憲法を守ることが何より大事」。改憲勢力との違いを強調し、消費増税や北朝鮮対応でも安倍政権批判を強めてリベラル層の支持拡大を図る。

 ■立候補予定者
 勝俣孝明 41 自前(2) 党水産副部会長
 内田豊 63 共新 党伊豆地区委員長
 渡辺周 55 希前(7) [元]防衛副大臣

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