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<手延べ麺職人>いなさの郷(浜松市北区)

(2018/8/20 11:06)
ハタにつるした麺を2本の箸で素早く操る加藤剛さん(左)。父親で創業者の通夫さんと遠州手延べ麺の伝統を守る
ハタにつるした麺を2本の箸で素早く操る加藤剛さん(左)。父親で創業者の通夫さんと遠州手延べ麺の伝統を守る

 奥浜名湖の豊かな自然に恵まれた浜松市北区引佐町にある平屋造りの製麺所。8月上旬、つるんとしたのど越しに涼を求め、お盆直前まで注文が入る作業場は、白糸のカーテンで埋め尽くされた。幾重にも垂れ下がる美しい麺は「遠州手延べそうめん」。両手で2本の箸を操って麺を延ばし、麺同士の張り付きを防ぐためにも欠かせない「箸入れ」に精を出すのは加藤剛さん(41)。「くっついたまま乾燥すると麺が曲がって商品にならない」。父の通夫さん(70)は素早い箸さばきで、慎重に麺に命を吹き込んでいく。
 奈良時代、中国から伝わったとされるそうめんは日本最古の麺といわれる。毎朝4時、小麦粉に塩と水を加えてこね始め、よりを加えながら棒状に整える。もっちりと弾力のある食感を生む「寝かし」と熟成を繰り返し徐々に細く仕上げていく。昔は全て手作業だったが、時代の流れと生産量の増加で、こねや成形、麺の乾燥には機械も併用する。

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