静岡新聞NEWS

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

<写真家>フォトスタジオピース(静岡市葵区)

(2017/11/20 11:00)
劇的写真を撮影する杉山雅彦さん。被写体の配置や演技まで細かく指示する=静岡市葵区新間
劇的写真を撮影する杉山雅彦さん。被写体の配置や演技まで細かく指示する=静岡市葵区新間
ストロボ
ストロボ

 無数のフラッシュに目がくらむ。「もっと頭のねじを外して!」。“監督”のげきが飛ぶ。静岡市葵区新間の閑静な住宅街の一角にある建築現場。写真家杉山雅彦さん(45)=同区=が、工務店の社員約30人の撮影会を繰り広げていた。「一人でもそっぽを向くと、『劇的写真』は完成しませんよ」
 杉山さんによると、劇的写真とは「日本を元気にする集合写真」。「活力のあるサラリーマンが元気な日本をつくる」と、中小企業を中心に撮影を請け負う。写真の中に普段の自分とは違う表情やしぐさを見つけ、「新しい可能性を発見してもらう」のがコンセプト。やる気と活力を引き出す、社内ソリューション(解決策)の手助けだ。
 「仕事の日常を寄せ集めて切り取ると、誰も見たことがないドラマが生まれる」。社員にはカメラのフレームの中で、いつもより少し大げさに仕事ぶりを再現してもらう。ベテラン大工がのこぎりを力強く引き、木の粉が飛び散る。かんなで削った木くずが宙を舞う。ひっくり返したバケツからは、凝固した塗料が今にもこぼれ落ちそうになる。
 「もっと木の粉を飛び散らせられないか」「カメみたいに建具を背負って」。被写体への要求もエスカレートする。完璧な1枚が撮れるまでシャッターを切り続け、「全員の心が通い合った時に、劇的写真は完成する」。

ソノ仕事×コノ絶景の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・
静岡新聞データベース

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿
静岡新聞モバイルサイト